和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年11月13日(水)

温泉の恵みに感謝 熊野本宮大社で献湯祭

大だるに一番湯を注ぐ温泉郷の関係者(28日、和歌山県田辺市本宮町で)
大だるに一番湯を注ぐ温泉郷の関係者(28日、和歌山県田辺市本宮町で)
 和歌山県田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で28日、温泉という自然の恵みに感謝し、熊野本宮温泉郷(湯の峰、川湯、渡瀬)の繁栄を祈願する「献湯祭」が営まれた。

 熊野本宮観光協会(名渕敬会長)の恒例行事。例年9月下旬に営んでいるが、昨年は台風20号で川湯温泉街が被害を受けたため延期。復興を待って今年3月に実施した。

 41回目となる今回は、温泉郷にある旅館や民宿などの関係者がこの日最初にくんだ一番湯20軒分を神前で大だるに注いだ。みこによる「豊栄の舞」が奉納され、関係者が玉串を捧げた。境内では参拝者に湯の峰温泉で入れたコーヒーを振る舞った。

 九鬼宮司(63)は「熊野は復活の場所。昨年の厳しい時期を乗り越え、これまで以上の発展と、多くの方に温泉を満喫してもらえるようお迎えできれば」とあいさつ。名渕会長(55)は「私たちの商売の源であり、長く旅人の疲れを癒やしてきた温泉の恵みに感謝し、これからも守っていければ」と話した。