和歌山県田辺市の田辺工業高校機械科３年の瀧本諒君（１７）は５、６日、茨城県つくば市で開かれる国体の文化プログラム「全国都道府県対抗ｅスポーツ選手権２０１９ＩＢＡＲＡＫＩ」（国体実行委員会と日本ｅスポーツ連合主催）に出場する。

　コンピューターゲームの腕前を競う「ｅスポーツ」の全国初となる都道府県対抗選手権大会。三つのゲームのタイトルマッチがあり、瀧本君はドライビングシミュレーションゲーム「グランツーリスモＳＰＯＲＴ」の少年の部（６歳以上１８歳未満）に出場する。

　決められたコースや条件でタイムを競う。４月にオンラインで都道府県ごとにタイムトライアルをし、少年の部、一般の部（１８歳以上）から各上位２０人が選出。全国１２エリアの会場で都道府県ごとに少年、一般の部の各上位２人が代表に選ばれた。関西エリア大会は７月に大阪市であり、瀧本君は和歌山県の少年の部で１位だった。

　瀧本君は親がやっていたのがきっかけで小学３年生からこのゲームのシリーズを楽しんでいる。平均プレー時間は１日１～２時間。「もっと練習を続け、本番は決勝に進出して良い順位を取れるように頑張りたい」と意気込んでいる。

　２６、２７日に東京都で開かれる第４６回東京モーターショー２０１９ｅ―Ｍｏｔｏｒｓｐｏｒｔｓ「都道府県対抗Ｕ１８全日本選手権」（日本自動車工業会主催）にも出場する。各都道府県で少年の部１位の選手が出場できる。