和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月20日(日)

切目王子の漫画冊子好評 残り少なく増刷を検討

好評で増刷が計画されている冊子
好評で増刷が計画されている冊子
 和歌山県印南町を通る熊野古道にある切目王子(切目神社)の歴史を漫画で紹介する冊子(A4判、31ページ)が好評だ。作った800部は残り少なくなっており、作成した住民団体は「反響に驚いている」と、増刷を計画している。

 地元住民にもあまり知られていない、切目王子の神について分かりやすい形で伝えようと、周辺の住民でつくる「ふるさとの歴史を学ぶ会」が作成。同町上洞に住む漫画家太田絢子さんに絵と文を依頼し、冊子と紙芝居1部を作った。

 冊子は5月から配布を開始。住民や神社の氏子などを中心に配った。地元の新聞や県内のニュース番組で紹介されたのを機に、入手したいという問い合わせが増え、和歌山市などからも連絡があった。

 反響を受け同会では、県内すべての市町村の教育委員会に寄贈した。現在も町公民館で配布しているが、欲しいという人が訪れており、在庫が少なくなっている。

 学ぶ会の寺下鎮雄会長は「冊子は無料にしており、代わりに切目王子を訪れてもらえるよう呼び掛けてきた。神社関係者からは、参拝が増えたという声を聞いている。多くの人が切目王子に興味を持ってくれることがうれしく、増刷して多くの人に見てもらいたい」と話している。