野球さわかみ関西独立リーグの和歌山ウェイブスは５月２８日、和歌山県上富田町朝来の上富田スポーツセンターであったホーム公式戦で大阪ゼロロクブルズ（大阪府東大阪市）と対戦し、４―２で勝った。ウェイブス先発の小﨑雅斗投手（１８）が初登板で初勝利を挙げた。

大阪ゼロロクブルズ
　２００ ０００ ０００―２
　１３０ ０００ ００×―４
和歌山ウェイブス

　ウェイブス先発投手の小﨑は１回、押し出し四球などで２点を奪われたが、以降は立ち直った。２回に榎本の適時打などで逆転。７回からは継投でリードを守り切った。

■デビュー戦飾る

　小﨑投手は１回、制球が定まらず２点を奪われたが「開き直って力が抜けた」。２回以降は安打を許さず、６回を投げて被安打３、２失点でデビュー戦を飾った。

　和歌山市出身。京都翔英高校（京都府宇治市）を卒業後、日本野球機構（ＮＰＢ）入りを目指してウェイブスに入団した。けがで出遅れていたが、川原昭二監督から「楽しんでいけ」と言われてマウンドに立った。持ち味は直球。家族が応援する中、帽子を飛ばしながら力投した。「チームの優勝に貢献し、ＮＰＢに何としても近づきたい」。頼もしい新人が先発投手陣に加わった。