和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年05月26日(木)

9割の車が一時停止せず 歩行者のいる横断歩道

田辺署員(右)らが見守るなか、横断歩道を渡って登校する児童=田辺市内で
田辺署員(右)らが見守るなか、横断歩道を渡って登校する児童=田辺市内で
 日本自動車連盟(JAF)は、歩行者が渡ろうとしている信号機のない横断歩道で一時停止する車の全国調査の結果を発表した。和歌山県は8・9%で、昨年の調査よりも7・5ポイント上昇。だが、全国平均17・1%に比べると約半数となっており、依然として9割以上の車が一時停止していなかった。


 調査は8月15~29日の平日、各都道府県でそれぞれ2カ所ずつ抽出した横断歩道計94カ所で実施した。

 最も高かったのは、長野の68・6%。次いで静岡52・8%、兵庫43・2%だった。全国で最も低かったのは三重の3・4%だった。

 JAFが2017年に実施したアンケートでは、一時停止しない理由について「自分が停止しても対向車が停止せず危ないから」「後続から車が来ておらず、自分が通り過ぎれば歩行者は渡れる」「歩行者が渡るかどうか分からないから」などが多かった。

低いマナーを実感

 田辺市や上富田町の信号機のない横断歩道2カ所で、渡ろうとしている人に対して、どれくらいの車が一時停止するかを調べた。

 同市秋津町の県道田辺龍神線では、平日の午後3時10分~40分の約30分間、横断者がいた時に計134台の車が通過したが、止まった車は3台。割合にすると全体の2%ほどだった。

 上富田町下鮎川の国道311号でも午後4時10分~40分に同様に調査。横断者がいた時に計223台の車が通過したが、止まった車はゼロ。ほとんど減速せずに通り過ぎた。
(山中弥)