和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年11月14日(木)

演奏通じて社会貢献 明洋中が音楽復興祈念賞

ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞を受賞した明洋中学校吹奏楽部
ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞を受賞した明洋中学校吹奏楽部
 和歌山県田辺市目良、明洋中学校吹奏学部(部員38人)が11月に開く演奏会「第22回プロムナードコンサート」に対し、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とサントリーホールディングスから「音楽復興祈念賞」が贈られた。これまでの演奏活動、地震や台風の被災地への募金活動などが認められた。

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とサントリーホールディングスが、音楽を通じて被災地や日本全体に活力を与える活動を支援しようと、サントリー芸術財団に「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」を設立。全国の学校や団体から活動を募集し、「音楽復興祈念賞」として助成金を交付している。第8回で、全国から18団体を選んだ。県内からの受賞は明洋中のみ。

 同校吹奏学部は2011年から、地域のイベントやプロムナードコンサートで演奏とともに募金活動をし、11年の東日本大震災や紀伊半島大水害、16年の熊本地震の被災地復興のために寄付をしてきた。これまで募金活動で集めた義援金は93万8724円に上る。また、地域の保育所や幼稚園などを回り、演奏会をしている。

 3年生で部長の高松乃愛さん(15)は「先輩から受け継いできた復興の募金活動をしてきて良かった」、副部長の山田七色さん(15)は「募金活動ではいろいろな人たちが『これからも頑張ってね』と声を掛けてくれる」と喜んでいる。

 今年のプロムナードコンサートは11月16日、田辺市新屋敷町の紀南文化会館で開かれる。