和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年12月16日(月)

がん患者支援で慈善マラソン 阪神の原口選手がすさみ町で開催

会場のすさみ町総合運動公園。リレーマラソンは外周コース(1周1キロ)を利用する(和歌山県すさみ町周参見で)
会場のすさみ町総合運動公園。リレーマラソンは外周コース(1周1キロ)を利用する(和歌山県すさみ町周参見で)
 プロ野球・阪神の原口文仁選手(27)が来年1月18日、和歌山県すさみ町で、がん患者を支援するためのチャリティーマラソンイベントを開く。大腸がん手術後のリハビリ中にすさみ町を訪れたことが縁になり、「まちおこし」も兼ねて同町で開催することにしたという。


 原口選手は今年1月、大腸がんと診断されたことを公表、手術を受けた。その際に多くの支援活動があることを知り「自分にしかできない活動をしたい」と考えるようになった。すさみ町を訪れたのは3月。海の美しさや人の温かさに魅力を感じたという。

 原口選手は「今季は皆さんからの声援がどれほど自分の力になっているかを全身で感じた。次は誰かのために僕が力を貸す番。自分にしかできない活動を成功させ、プロ野球選手として夢や希望になれるように精進していきます」とのコメントを出した。

 岩田勉町長は「すさみでこうしたイベントを開催してもらえることは大変ありがたい。意義のあることなので町を挙げてバックアップしたいし、多くの方にすさみを知ってもらうきっかけにもなる」と期待を寄せている。

 イベントは、同町周参見の町総合運動公園を会場に開く「原口文仁チャリティーランフェスティバル」(実行委員会主催)。町が共催し、原口選手は大会の実行委員長を務める。

 3時間耐久で、1周約1キロのコースをどれだけ周回できるか競う形にする。2~10人のチーム制で、500チーム(3千人)の参加を見込む。1人で参加する場合は、事務局がチームを編成する。

 参加料は高校生以上4500円、小中学生3500円。この一部を、がん患者支援団体に寄付する。参加申し込みは11月30日まで。先着順。

 申し込みはインターネットなどから。ホームページ(HP)からも可能。HPは検索サイトで「グッチランフェス」と検索すれば出てくる。小中学生は20歳以上の同伴者の参加が必要。

浜中さん、岡本投手も

 イベント当日はゲストとして、田辺市出身で今季阪神1軍打撃コーチだった浜中治さん、すさみ町出身で西武や阪神で活躍した岡本洋介投手が来場するほか、元阪神の狩野恵輔さんもサポーターとして参加する。男性Jポップグループ「ET―KING」もライブをする(いずれも予定)。


 原口文仁 2010年、帝京高校(東京)からドラフト6位で阪神へ入団。勝負強い打撃が持ち味の捕手で、18年シーズンは代打で23安打を放ち、代打のシーズン最多安打球団記録(タイ)をつくった。今季は戦列に復帰後、オールスター戦に出場。2試合連続で本塁打を打った。