和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月21日(水)

辞任の役員3人が再任 補助金不正受給の和歌山南漁協

 和歌山南漁協(本所・和歌山県田辺市)の新役員が24日に決まり、組合長に前理事の三栖敏一氏(白浜支所)が就いた。白浜町や田辺市から補助金を不正に受給していた問題を受けて役員12人全員が辞任したことに伴う新役員の選任だったが、三栖氏を含め3人が「再任」となった。

 理事9人と監事3人を決める臨時総代会が23日、田辺市江川の漁村センターであり、候補の12人を役員とする議案が賛成多数で承認された。24日には新役員で正副組合長を互選で決める会合がセンターであった。

 三栖氏のほか、問題を受けて辞任し、改めて役員になったのは木下吉雄氏(田辺支所)、田中岩吉氏(同)。木下氏は副組合長、田中氏は理事にそれぞれ就いた。

 漁協の決まりでは、役員は、田辺▽湊浦▽白浜▽日置▽すさみ―の各支所単位の候補を自薦・他薦で決め、その各候補を総代会に諮って決めることになっている。

 漁協を巡っては、白浜町や田辺市から受けた補助金などに関する問題が昨年に発覚した。旧役員は今年7月に辞任を表明、その後、各地区で手続きが進んでいたが、候補を選ぶ過程では紛糾した地区もあった。

 辞任した役員が改めて役員になることについて、漁協の監督官庁である県は取材に「定款に基づいて決まっていると認識している。漁協は法人であり、その役員を決めるのは組合自身。県から『誰にせよ』『誰は駄目』という性質の話ではない」との考えを示した。

 三栖氏、木下氏、田中氏以外の役員は次の皆さん。かっこ内は支所。

 副組合長=岩田幸男(すさみ)▽理事=久保勝(田辺)、道畑朋浩(湊浦)、濵本浩(白浜)、井本司(日置)、朝本智夫(すさみ)▽監事=浦辺和彦(田辺)、道畑朋幸(湊浦)、木岡明雄(日置)