和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年11月29日(日)

出生減り人口減加速 和歌山県、92万人に

和歌山県紀南地方の市町村別推計人口(2019年10月1日現在)
和歌山県紀南地方の市町村別推計人口(2019年10月1日現在)
 和歌山県は、10月1日現在の県推計人口が92万3721(男43万4409、女48万9312)人で、1996年から24年連続で減ったと発表した。減少数は拡大傾向にあり、この1年間では1万330人(1・11%)減った。出生数が年々少なくなっていることが大きな要因で、人口減少が加速している。

 95年の県人口は108万435人だったが、翌年から毎年減少。今年までに15万6714人(14・5%)少なくなった。

 前年から1年間に減った数は年々、拡大の傾向にあり、2011年に7千人、14年に8千人、16年に9千人を上回った。18年には1万269人となり、今年と2年続けて1万人を超えた。

 中でも減少数の約7割を占める自然減(死亡数と出生数の差)の影響が大きい。この1年間の自然減は7104人で、初めて7千人を超えた。

 死亡数1万2977人に対し、出生数が5873人しかいなかった。死亡数が近年、高止まりしている中、出生数は減少が続き、初めて6千人を下回って4年連続で過去最少を更新した。

 一方、社会減(転出数と転入数の差)は3226(転出数1万6797、転入数1万3571)人。近年は3千人台で大きな増減はない。

■社会減は田辺市が最多

 市町村別では、日高町(0・34%増)、岩出市(0・21%増)以外の28市町村で減少した。

 減少率が高かったのは順に古座川町(3・56%)、九度山町(3・28%)、すさみ町(3・24%)、串本町(2・64%)、高野町(2・63%)。

 減少数で、最も多かったのは和歌山市(2043人)で、次いで田辺市(1153人)。自然減は和歌山市(1955人)、田辺市(593人)の順。社会減は田辺市が最多の560人で、次いで多かった紀の川市(278人)の2倍以上となった。

 一方、社会増があったのは岩出市(123人)、日高町(67人)、上富田町(39人)の3市町で、北山村は増減なし。自然増の市町村はなかった。