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2024年04月25日(木)

田辺、和工にPK負け/高校サッカー県大会/準々決勝

和歌山工業ー田辺 前半に先制点を挙げ、喜ぶ田辺のメンバー(3日、田辺スポーツパーク陸上競技場で)
和歌山工業ー田辺 前半に先制点を挙げ、喜ぶ田辺のメンバー(3日、田辺スポーツパーク陸上競技場で)
 第98回全国高校サッカー選手権和歌山大会は2、3日、田辺スポーツパークと上富田スポーツセンターで3回戦と準々決勝があった。田辺は3日の準々決勝で和歌山工業と対戦し、1―1で前後半を終えたがPK戦(4―5)で敗れ、惜しくもベスト4進出を逃した。

 田辺は前半17分、カウンターでチャンスをつくると、右サイドからのパスを受けた左MF坂倉(2年)が抜け出して冷静にゴールを決めた。前半終了間際に和歌山工業に1点を奪われ1―1の同点とされ、後半開始早々には和歌山工業にPKを与えたが、田辺のGK麻野(2年)がセーブして勝ち越しを許さなかった。その後は一進一退の攻防が続き、前後半の計80分で決着がつかずPK戦へ。田辺は5人中4人が成功したが、和歌山工業は5人全て成功し、田辺はあと一歩届かなかった。

 田辺のDF出口青空主将(2年)は「悔しいけどいい試合ができた。力を出し切ったので悔いはない。来年はリベンジしたい」と前を向いた。中山和監督は「両サイドの駆け引きや中盤の攻防に見どころがある試合だった。強豪相手にも臆せず戦え、選手たちの成長を感じた。残ってくれた2人の3年生はよく頑張ってくれた」と話した。

 このほか、紀南勢では3日の準々決勝で近大新宮が橋本に3―1で勝ち、準決勝へ進んだ。

 準決勝は15日、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場である。第1試合(午前11時5分)が近大和歌山―和歌山南陵、第2試合(午後1時10分)が近大新宮―和歌山工業。

 2日と3日のその他の試合結果は次の通り。

 2日=星林0(PK5―4)0海南、近大新宮4―0桐蔭、和歌山南陵2―0新翔、橋本1―0粉河

 3日=和歌山南陵5―0星林、近大和歌山2(PK5―4)2初芝橋本