和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年12月16日(月)

暖かくて勘違い? ノコギリクワガタ現る

ノコギリクワガタ
ノコギリクワガタ
 本来は夏に見られるはずの甲虫ノコギリクワガタが、和歌山県田辺市中辺路町にある県林業試験場の試験林で見つかった。研究員も「この時季に見るのは初めて」と驚いている。

 研究員によると、標高約450メートルの南斜面で調査をしていたところ、アラカシの幹の高さ4メートル付近につかまっているのを見つけたという。全長は約5・5センチと小ぶり。

 昆虫に詳しい元県立自然博物館副館長の的場績さん(68)は「写真を見るかぎり、きれいな個体なので、来年出てくる予定のものが最近の暖かさで成長が早まり、土中から出てきた可能性がある」と話している。

 アメダス観測点のデータによると、栗栖川(田辺市中辺路町)の9月、10月の平均気温は過去10年で最も高かった。