現地時間4日にアゼルバイジャン・バクーで行われた『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』で、ヴガール・ケラモフを失神KOしてフェザー級新王者となった鈴木千裕が20日、自身のX（旧ツイッター）を更新し、右手の負傷が回復したことを報告。ファンからは大みそか参戦に向けて期待の声が寄せられている。

【RIZIN試合後インタビュー】鈴木千裕、ケラモフに衝撃KO勝利でフェザー級王者に　試合の裏側や日本格闘技界への思いを語る

　RIZIN初の海外大会のメインイベントで、挑戦者の鈴木が下からの蹴り上げでケラモフの顔面にカカトをヒットさせ、さらに下からのパンチを連打すると、上のポジションのケラモフがまさかの失神。レフェリーが試合を止めると、鈴木は喜びを爆発させてケージの上に登って雄叫びを上げた。

　しかし、下からのパンチの際に右手を負傷し、試合後の会見では右手に包帯を巻いて現れると「ヒビかな、靭帯かな…」とダメージがあることを明かし、大みそかの『RIZIN.45』への参戦については「負傷具合次第で」と明言を避けた。

　また、その直後に会見に応じたRIZIN榊原信行CEOも「まずはドクターチェックをしっかりして。僕は無理させる必要はないんじゃないかと思います」と新王者の初陣に身長な姿勢を見せていた。

　試合から2週間が経過し、鈴木はXで「さらに強くなるために回復した！明日からバチバチに仕上げていくぜ」と投稿。添えられた写真でタンブラーを持った右手には包帯が巻かれておらず、「課題を絶対に克服してやんぜ！生半可な気持ちで絶対王者にはなれない」と、王者としてのさらなる進化を誓った。

　この投稿にファンからは「まさか大晦日、、、？」「大晦日出る気満々ですよね!?」と1年の締めくくりとなるビッグイベントへの参戦を期待する声や、「無理せず頑張って」「応援！応援！応援！」と早くも激励の声が寄せられている。

　鈴木の防衛戦について、榊原CEOは9月の『RIZIN.44』で元王者のクレベル・コイケに勝利した金原正徳が第一候補であると明言してきた。今月11日の会見では、鈴木に対して「今年の日本の格闘技界である意味“一番注目を集めた男”なので、出てくれればいいかなと思いつつも、タイトルマッチでやるとなればベストなコンディションでやらせたい」とプロモーターとしての心境を語っていた。

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