和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月22日(火)

移住の魅力語る 田辺市龍神のIターン者らが討論

【参加者と意見交換する(右から)久保正博さん、金丸知弘さん、中島英介さん、森岡雅勝さん=田辺市高雄1丁目で】
【参加者と意見交換する(右から)久保正博さん、金丸知弘さん、中島英介さん、森岡雅勝さん=田辺市高雄1丁目で】
 食品加工・販売を手掛ける「CONSERVA」代表、金丸知弘さん(30)と映像制作を手掛ける「扇松屋龍神」代表、中島英介さん(36)の和歌山県田辺市龍神村小家で暮らすIターン者2人が、このほど同市高雄1丁目の市民総合センターであった同市社会教育委員会議主催の人材育成講座「まちづくり市民カレッジ+(プラス)」に講師として参加。田辺の魅力について語ったり出席者と意見を交わしたりした。


 東京都出身の金丸さんは、代官山やイタリアで修業して東京のイタリアレストランでコックとして勤めていたが、和歌山県主催の田舎暮らしセミナーへの参加をきっかけに2016年に家族3人で龍神村に移住。「CONSERVA」を開店して地域の食材を使ったジャムなどを販売し、カフェも経営している。


 金丸さんはスライドを使い、東京での満員電車の様子や保育園に入るための苦労、家賃の高さなど暮らしにくい状況を説明。龍神村は自然が豊かで生活に不便はなく、商品も地元の食材を使い手頃な値段で販売することができるなど仕事面でも支障はないことを説明し、住むには理想的な場所などと話した。


 埼玉県出身の中島さんは、龍神村に移住して7年。以前は東京のテレビ局のディレクターとして全国で取材していた。


 移住後、映像制作の仕事があるか不安だったが、龍神村は和歌山県の中心に位置し、紀北と紀南への取材が日帰りでできること、遠くて経費のかかる東京より中島さんに仕事の依頼があること、熊野古道や梅、ミカンなど注目度の高い取材のネタがあることを挙げて「東京で居るよりディレクターの仕事ができる」と強調した。