和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年12月16日(月)

ながら運転の罰則強化 12月から反則金と点数3倍

罰則強化について記したポスター(和歌山県田辺市上の山1丁目で)
罰則強化について記したポスター(和歌山県田辺市上の山1丁目で)
 車の運転中にスマートフォンなどを使用する「ながら運転」について、罰則を強化する改正道路交通法が12月1日から施行される。違反点数と反則金を約3倍に引き上げるほか、懲役刑を重くするなど違反を厳罰化する。

 施行されると、運転中にスマホを手に持って通話したり、画面をじっと見たりする違反「携帯電話使用等(保持)」の点数が1点から3点になる。ながら運転で事故を起こすなど、交通の危険を生じさせる違反「携帯電話使用等(交通の危険)」は2点から6点に引き上げられる。

 「保持」の反則金は「大型車」はこれまでの7千円から2万5千円に引き上げる。「普通車」は6千円から1万8千円、「二輪車」は6千円から1万5千円、「原付車」は5千円から1万2千円に変更。「6月以下の懲役または10万円以下の罰金」の罰則が適用される場合もある。

 「交通の危険」は全て罰則の対象となり、罰則はこれまでの「3月以下の懲役または5万円以下の罰金」から「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」となる。

 「ながら運転」は事故につながる危険が大きく、全国では携帯電話やカーナビの画面を注視したり、通話したりして運転したことに起因する人身事故は2013年に2038件発生。18年には2790件と、5年間で約1・4倍に増加した。ドライバーがスマホを操作しながら運転した車による死亡事故も相次いだ。

 和歌山県警田辺署の大江澄享交通課長によると、時速40キロで走行していた場合、1秒間目を離している間に車は約11メートルも前進する。大江課長は「一瞬の脇見が取り返しのつかない事故につながることもある。これからも今まで通り、取り締まりに注力していきたい」と話している。