和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年11月13日(水)

紀伊半島一周へ前進 高速道路、未事業化区間が候補に

【高速道路整備の進捗(しんちょく)状況】
【高速道路整備の進捗(しんちょく)状況】
 国土交通省は1日、2019年度の新規事業候補を発表した。和歌山県関係では、新宮市を通る高速道路が入った。三重県南部の紀宝町と熊野市を結ぶ高速道路も対象にしている。この2路線の事業化が決まれば、開通に向けて整備中の区間も含め、紀伊半島を一周する高速道路がほぼつながることになる。


 国交省などによると、和歌山県で候補になったのは、新宮市あけぼの―同市三輪崎の「新宮道路」(延長4・8キロ)。南側は開通済みの那智勝浦新宮道路と、北側は事業中の新宮紀宝道路とつながる。完成2車線で、路線の中間付近にハーフインターチェンジ(IC)を設ける予定。事業費は約300億円という。


 三重県紀宝町と熊野市を結ぶ候補は「紀宝熊野道路」(延長15・6キロ)。この道路も完成2車線で、起点と終点の間に1カ所、ICを整備する予定という。事業費は約850億円としている。南側は新宮紀宝道路と、北側は事業中の熊野道路とつながる。


 高速道路の紀伊半島一周に向けた「前進」の報を受け、和歌山県の仁坂吉伸知事は「企業立地や産業振興、災害への備えとして必要不可欠。沿線の自治体と連携して事業の推進に協力し、早期整備へ強く働き掛けていく」とコメントした。