和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月22日(火)

関西大が田辺市本宮に拠点 地域課題を調査研究

【関西大学が調査研究などの拠点を設けることになった田辺市の本宮行政局(和歌山県田辺市本宮町で)】
【関西大学が調査研究などの拠点を設けることになった田辺市の本宮行政局(和歌山県田辺市本宮町で)】
 関西大学(大阪府吹田市)は、持続可能な地域の未来について学生たちが調査研究したり、熊野の文化などを生かした体験プログラムを開発・提供したりするための拠点を和歌山県田辺市本宮町に設ける。本宮町本宮にある本宮行政局の空きスペースを、市が無償で貸し出して開設。21日に記念式典がある。


 拠点の名称は「関西大学SDGsラーニングラボ」。SDGsとは「持続可能な開発目標」の意味で、国連サミットで採択された、貧困や教育、エネルギー、生産・消費など17の分野にわたる2030年までの国際目標。


 関大は市と「大学のふるさと」協定を結んでいるほか、本宮町内にある市有林で森林保全事業「企業の森」に参画したり、市と友好都市提携を結んでいる堺市の小学生たちが本宮町を訪れてさまざまな体験をしている「熊野本宮子どもエコツアー」に協力したりするなど交流を重ねてきた。


 さらに今回、高齢化や過疎が進む中で持続可能な産業や集落をどうつくるかという市が抱える課題に対し、関大が調査研究などに取り組む拠点を本宮行政局内に設けることになった。


 活用するのは、行政局3階にあり、ほとんど利用されていない旧「正副議長室」。今のところ常駐ではなく、調査研究などに訪れた際に拠点として使う予定。他の大学なども利用できる開かれた場所にする計画という。