和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年07月11日(土)

熊野15一絵(15)田辺市本宮町/星降る大鳥居

熊野本宮大社の旧社地にある大鳥居の上で輝く流れ星(2018年12月15日午前0時17分、田辺市本宮町で)=露出時間15秒
熊野本宮大社の旧社地にある大鳥居の上で輝く流れ星(2018年12月15日午前0時17分、田辺市本宮町で)=露出時間15秒
大鳥居地図
大鳥居地図
 熊野本宮大社の旧社地・大斎原(おおゆのはら)に立つ大鳥居に、流れ星が次々と降り注ぐ。三大流星群の一つ「ふたご座流星群」が繰り広げる深夜の天文ショーである。その壮大な光景に思わず歓声が漏れた。

 大鳥居は高さ約34メートル、幅約42メートル。日本一大きな鳥居として知られている。2000年に建立され、来年5月には20周年の節目を迎える。

 熊野本宮を代表する景観の一つであり、記念撮影のスポットとして観光客からも親しまれている。近年はそれに、星空撮影の名所としても知られるようになった。とりわけ鳥居の前方に広がる水田に水が張られた時季には、水鏡に天の川が映り込んだ絶景が撮影できるとあって、多くの写真愛好者が訪れる。

 国立天文台によると、今年のふたご座流星群は12月15日未明が活動のピーク。月明かりの影響が気になるが、ある程度の数の流星が見えそうという。

 一方、来年1月4日にピークを迎えるのが三大流星群の一つ「しぶんぎ座流星群」。こちらは月明かりの影響が少なく、撮影条件は良さそうだ。一年の締めくくりと始まりに、幻想的な宇宙のショーを楽しみたい。 (牧康宏)
=おわり