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2019年07月18日(木)

展示一新で式典 田辺市の南方熊楠顕彰館

【常設展示のリニューアルを祝ってテープカットする真砂充敏市長(右から2人目)ら=和歌山県田辺市中屋敷町で】
【常設展示のリニューアルを祝ってテープカットする真砂充敏市長(右から2人目)ら=和歌山県田辺市中屋敷町で】
 館内の常設展示がリニューアルされた南方熊楠顕彰館(和歌山県田辺市中屋敷町)で23日、一般公開が始まった。この日は記念式典があり、真砂充敏市長ら関係者が出席して完成を祝った。


 熊楠顕彰館は、熊楠邸に残された約2万5千点の資料の保存や研究などを目的とした施設。これまでの展示は専門的なものが多かったため、より幅広い世代が親しめる内容にして入館者の増加につなげようと、2006年の開館以来初めてとなるリニューアルを実施した。


 式典では、真砂市長が「田辺市では、弁慶ゆかりの闘鶏神社が世界遺産に追加登録され、扇ケ浜では植芝盛平の顕彰を兼ねた武道館も建設している。熊楠顕彰館のリニューアルが加わることで、中心市街地のにぎわいや魅力を再構築することができる。熊楠翁の顕彰はもちろん、より幅広く親しんでもらえるような施設になれば」とあいさつ。関係者がテープカットをした。


 式典後は、展示を監修した松居竜五さん(南方熊楠顕彰会理事)と田村義也さん(同学術部長)の案内で、出席者が館内を見学。熊楠の生涯や研究内容をたどる特大のパネルのほか、書簡や顕微鏡のレプリカ、「南方マンダラ」などの資料画像を拡大して観察できるタッチパネルといったさまざまな仕掛けに、熱心に見入っていた。