和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年11月21日(木)

紀伊半島一周へ 高速道、2路線の事業化決まる

 国の2019年度予算の成立を受け、国土交通省は29日、事業別の予算額を発表した。新規事業の候補にしていた和歌山県新宮市を通る高速道路や三重県南部の紀宝町と熊野市を結ぶ高速道路については、整備に向けた費用として1億円ずつを計上。この2路線の事業化が決まった。


 紀伊半島を一周する高速道路の計画のうち、この2路線区間だけが事業化されていなかった。整備中の区間がすべて完成すれば、紀伊半島の沿岸部を走る高速道路がつながることになる。


 事業化の決定を受け、新宮市の田岡実千年市長は「悲願である紀伊半島一周高速道路がいよいよ現実のものとなる」などと歓迎。仁坂吉伸知事も「未供用区間が全線で事業着手されることは喜ばしい限り。既に事業に着手されている区間も含め、沿線の自治体と連携して事業の推進に協力していく」とのコメントを出した。


 新規事業になったのは、新宮市あけぼのと同市三輪崎を結ぶ「新宮道路」(延長4・8キロ)と、三重県紀宝町と熊野市を結ぶ「紀宝熊野道路」(同15・6キロ)の整備。ともに完成2車線で、それぞれの中間付近にインターチェンジを1カ所設ける。事業費は新宮道路が約300億円、紀宝熊野道路は約850億円。