Notice: Undefined index: thumb_path_large in /var/www/html/dev/webapp/model/front/widget/HtmlHeadWidgetModelClass.php on line 114 「写真の聖地」:紀伊民報AGARA

和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年04月25日(木)

「写真の聖地」

 田辺市は紀伊半島南部の中心都市である。面積は近畿で一番広く、人口は県内で2番目に多い。美しい海や山があり、熊野古道など観光資源も多い。南高梅やおいしいミカンの産地でもある▼けれども、その知名度はどうか。今春、進学や就職で郷土を出た若者たちも、新しい土地で自己紹介をするときには「温泉とパンダで有名な白浜町の隣にあります」などと説明しているのではないか▼なんとか田辺市の知名度を上げたい。そのためにどんな手だてがあるか。日々、そんなことを考えているうちにひらめいた。「写真の聖地」として売り出すことはできないか、と▼本紙連載の「四季彩々」などを見ても、この地には実力のある写真愛好家が多いことが即座に分かる。神島高校写真部の活躍は全国に知られている。「写真甲子園で2連覇」「全日本写真展2018で2人が銀賞」「中高生フォトコンテストで2年連続最優秀賞」。この1年、本紙に掲載された記事の一端を見るだけでも、その実力が分かる▼魅力的な被写体も多い。都市部では失われた古い習俗が各地に残り、海辺や山野にはこの地にしかない光景が広がる。夜明けから日没までそれを追い、撮影そのものを楽しむこともできる。「インスタ映え」が流行語になり、中高校生の写真熱も高まっている▼そうした熱気や地元の人材を「聖地」としてアピールすれば、まちの魅力もアップする。夢は広がる。(石)