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2021年05月10日(月)

ビブリオバトル全国大会へ 串本の清野君、和歌山県大会で優勝

田嶋勝正町長(右)に県大会優勝を報告する清野健太郎君=19日、和歌山県串本町串本で
田嶋勝正町長(右)に県大会優勝を報告する清野健太郎君=19日、和歌山県串本町串本で
 和歌山県串本町串本西中学校2年の清野健太郎君(14)がこのほど、和歌山市の県立図書館で開かれた「ビブリオバトル和歌山大会」(県教育委員会主催)に出場し、中学生の部で優勝した。全国大会に出場する。

 県大会には地区予選を勝ち抜いた18人が発表者(バトラー)として出場。自分が面白いと思った本の魅力を5分間で紹介した。2~3分間のディスカッション後、観戦者(オーディエンス)が一番読みたくなった本に投票し、チャンプ本(優勝)を決めた。

 清野君は今井雅子著「昔話法廷」を紹介。カチカチ山などの昔話を現代の法律で解釈し、有罪か無罪かなどを考える本の魅力を熱く語った。

 清野君は19日、賞状などを手に田嶋勝正串本町長を表敬訪問し、優勝を報告した。文化祭の準備などの合間を縫って一生懸命練習を重ねたと述べ「先生たちのサポートがありがたかった。みんなで作り上げた発表だった」と振り返った。全国大会に向け「全国の皆さんにこの本の魅力を伝えられるように頑張る。また、本を通していろいろな人と交流したい」と話した。

 田嶋町長は「小さな町から県代表になったことは、他の中学生たちにも自信を与えたと思う。全国大会でもぜひ優勝して、また賞状を持ってきて」と激励した。

 小さい頃から本が好きだが、多読ではなく「一冊一冊味わう読み方なので、時間がかかる」と清野君。好きなジャンルは特になく「手に取った本に運命を感じる。自分が好きだと思った本が好き」と話した。人と話すことが好きで「将来は学校の先生など人と関わる仕事がしたい」と夢を語った。

 全国中学生ビブリオバトル大会(活字文化推進会議主催)は来年3月29日、東京の昭和女子大学で開かれる。