和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月29日(木)

先端技術で課題解決を 和歌山県出身国会議員が座談会

和歌山の活性化などを話し合う国会議員座談会(和歌山市で)
和歌山の活性化などを話し合う国会議員座談会(和歌山市で)
 和歌山県出身の国会議員らによる座談会が4日、和歌山市の和歌山放送であった。和歌山の人口減少が進む中、活力をどう維持していくかなどを議論。車の自動運転や遠隔診療などの新技術を活用した課題解決や、串本町で開始される小型ロケット事業の推進が必要といった意見が上がった。

 自民党から党幹事長の二階俊博衆院議員、党参院幹事長の世耕弘成参院議員、石田真敏衆院議員、鶴保庸介参院議員、門博文衆院議員、国民民主党の岸本周平衆院議員、公明党の浮島とも子衆院議員の計7人が出席した。

 世耕議員は避けられない高齢化や人口減少によるサービス低下を埋めるのが新技術だとし「自動運転で病院やスーパーに連れて行ってくれるサービスや、ドローンで荷物を届けて買い物難民対策にする、医師が不足しているなら大胆な規制緩和で遠隔診療を積極的に認めるようにするなど、和歌山が先端にチャレンジすることが重要」と述べた。門議員も「人口を増やすことは現実的に難しく、減る中で、どううまく地域を維持していくかに知恵を絞らないといけない」と話した。

 石田議員は企業、大学、政府機関の地方移転の必要性を述べた。政府機関については「いま火が消えている。国としてやることをしっかりやらなければならない」と話した。

 二階議員は、2021年度の初打ち上げを目指して、串本町田原で建設が進む小型ロケット発射場に触れ「宇宙ビジネスは面白いキーワードだと思う。他県では経験したことがないんだから、模範を示すことができる。和歌山はいつも遅れていると言われてきたが、これから進んでいる部分ができるチャンス。やりましょう」と呼び掛けた。鶴保議員も「ある程度遅れていた和歌山が最先端の地域になる可能性を十分に秘めている。生かすも殺すも県民の意識。われわれも考えていかないといけない」と応じた。 

 浮島議員は観光対策として「最も力を入れたいのが日本遺産。今年をスタート年として、住民や子どもが地域に誇りを持って、世界に発信していく取り組みを広げていきたい」と語った。

■「衆院解散の必要ない」 二階幹事長

 衆院の解散については、二階議員は「解散はあるかと聞かれると、あるかもしれないと言っている。だけど、ありませんね。いますぐ解散しなければいけない必要は何もない。それよりも国会に課されているたくさんの課題がある。それを着実にこなしていくことが、国民の皆さんが求めていることではないか」と可能性を否定した。

 岸本議員は立憲民主党との合流話について「現政権が長年維持されてきた原因は野党が弱過ぎたことにもあり、大きな塊を作るのは筋だと思う」とした。一方、両党の基本的な政策に違いがあるとして「急ぐ必要はないと思っている。共同会派を組んで同じ方向は向いているので、時間をかけて歩み寄るべきだ」とも述べた。