和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年01月29日(水)

湯の花の本尊開帳 湯の峰温泉の東光寺

法要で開帳された、湯の花でできているという本尊(8日、和歌山県田辺市本宮町湯峯で)
法要で開帳された、湯の花でできているという本尊(8日、和歌山県田辺市本宮町湯峯で)
 和歌山県田辺市本宮町湯峯、世界遺産に登録されている湯の峰温泉の「つぼ湯」そばにある東光寺で8日、初薬師の法要が営まれた。多くの人が訪れる中、普段は見ることができない湯の花によってできたという本尊が開帳された。

 湯の峰温泉は、約1800年前に見つかった日本最古の温泉といわれ、東光寺がある場所が最初の噴出地だと伝えられている。

 本尊の薬師如来は高さが約2・6メートル。胸の辺りにある穴から湯が湧き出していたために「湯胸薬師」と呼ばれ、「湯の峰」の名前の由来となったといわれている。

 この日は信徒ら約50人が参列し、本尊を開帳。田中亮保住職(67)が読経して湯の峰温泉の発展や信徒の健康、家内安全などを祈願し、餅投げで締めくくった。

 東京都から旅行で訪れていた富永美夏さん(36)は「たまたま年に一度の開帳に立ち会うことができて、とても幸運。今年一年頑張りたい」と笑顔をみせた。