和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年07月13日(月)

川湯温泉に張り子 えとや五輪など趣向凝らし11点

大塔川をまたいで取り付けられた大きな張り子(和歌山県田辺市本宮町川湯で)
大塔川をまたいで取り付けられた大きな張り子(和歌山県田辺市本宮町川湯で)
 和歌山県田辺市本宮町川湯の温泉街で11日、大塔川をまたいで大きな張り子がつり下げられた。今年のえと「子(ね)」や東京オリンピック、日本チームが活躍したラグビーワールドカップなどにちなんだ作品11点。張り子の状態にもよるが、2月中旬まで掲げる予定。

 毎年12日に営まれる川湯十二薬師祭の一環。本来は同じ日に作業するが、12日が雨の予報だったため前日につるした。つり下げた張り子は「揚げ物」と呼ばれる供え物で、江戸中期から始まったとされる。大塔川に架かるつり橋「開拓橋」に沿うように取り付けた。

 張り子は、地元の宿泊施設や観光協会、本宮行政局などが、竹の骨組みに紙を張るなどして仕上げた。今年は本宮中学校の生徒がオリンピックの聖火トーチをかたどった張り子を「出品」した。ネズミの宴会を描いた絵馬や全長約4メートルのラグビーボールも登場した。

 川湯自治会の小渕昇会長は「お湯に感謝して、災害が起きないように、多くのお客さまが来てくれるように、と願いを込めてつるしている。それぞれが立派なものを奉納してくれた。多くの人に見に来てもらいたい」と話した。