和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年01月29日(水)

令和の獅子舞奉納 伊作田稲荷神社で例大祭

神殿広場で奉納神楽を舞う氏子ら(13日、和歌山県田辺市稲成町で)
神殿広場で奉納神楽を舞う氏子ら(13日、和歌山県田辺市稲成町で)
 和歌山県田辺市稲成町の伊作田稲荷神社(栗山宣希宮司)で13日、新元号になって初めての例大祭が営まれ、渡御や、青年らによる獅子神楽の奉納があった。昭和初期、南方熊楠らが植物調査に訪れたこともある市指定文化財の鎮守の森は終日、笛や太鼓の音色に包まれた。

 祭りは昨年から成人の日に変更された。午前11時、本殿で神事があり、清めの「修祓(しゅうばつ)」の後、神魂(みたま)を、ひもろぎ(サカキ)に移した。

 渡御は、栗山宮司や総代役員ら関係者約50人が社名旗や弓、御幣などを携えて出発。神社近くの稲成小学校付近にある石の鳥居と、荒光区にある石の鳥居の2カ所に設けられた御旅所で神事を執り行った。

 午後からは本殿に向かう参道で道中神楽があった。荒光、下村、谷の各区から2頭ずつ計6頭の獅子が練りながら舞い、見物人を魅了した。

 その後、荒光区、下村区、谷区の順で宮入りし、獅子舞を奉納した。

 祭典委員長を務めた荒蒔康之さん(31)は「それぞれの地区の練習の成果が出た素晴らしい舞の奉納だった。皆さんのおかげで無事に大役を果たすことができた」と語った。

 稲荷神社の中田康治総代長(71)は「新元号の令和となって初の記念すべき例大祭であり、天候に恵まれて多くの参拝客があり大変ありがたかった。来年も伝統ある祭りを引き継いでもらいたい」と話した。