和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月25日(日)

険しい石段を点検 御燈祭り前に神倉神社

御燈祭りを前に、神倉神社の険しい石段を点検する関係者(和歌山県新宮市で)
御燈祭りを前に、神倉神社の険しい石段を点検する関係者(和歌山県新宮市で)
 世界遺産に登録されている和歌山県新宮市の熊野速玉大社の摂社・神倉神社で2月6日に営まれる「御燈(おとう)祭り」に向け、関係者が15日、舞台となる険しい石段の状態を点検した。

 御燈祭りは、国の重要無形民俗文化財に指定されている。白装束の男たちが燃え盛るたいまつを持って石段を駆け降りる。その様子は新宮節で「山は火の滝、下り竜」と歌われている。

 この日は、神倉神社奉賛会や熊野速玉大社などから関係者14人が集まり、538段あるという石段を上りながら、足で踏みしめたり、手で触ったりして、ぐらついた石がないかを丁寧に調べた。121カ所で不具合を確認。補修した上で、祭りに臨む。

 奉賛会の猪飼三雄会長(77)は「観光客が増えて石段が傷みやすくなっているので、しっかりと点検して当日を迎えたい。マナーを守って参加していただき、御燈祭りを無事に営むことができれば」と話していた。