和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年12月14日(土)

「経済効果は絶大」と説明 IR誘致で和歌山県

県が誘致を目指しているリゾート型IRの県民向け説明会(9日、和歌山県田辺市新屋敷町で)
県が誘致を目指しているリゾート型IRの県民向け説明会(9日、和歌山県田辺市新屋敷町で)
 和歌山県は9日、誘致を目指す、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の説明会を田辺市新屋敷町の紀南文化会館で開いた。「IRは県の成長戦略のとっておきのメニューの一つ。経済波及効果は絶大」と誘致理由を説明。IRを活用した地域振興策を示した。

 IRの開業は、昨年成立した実施法で、全国で最大3カ所とされている。県は和歌山市の人工島「和歌山マリーナシティ」を候補地に挙げ、誘致活動をしている。設置した場合、年間約400万人の来場で、経済波及効果は約3千億円。約2万人に雇用を生むと想定している。

 説明会は県内7カ所で開催している。この日は県の横山達伸企画政策局長がIRの経済効果や海外の事例を紹介。行政や商工業の関係者ら約100人が参加した。

 県が目指すIRは、施設を起点に世界遺産の熊野古道や温泉、マリンレジャーなど多様な観光資源に観光客を送り出すリゾート型。ビジネス客を中心とした都市型と性格が異なる。

 県の構想では、カジノ施設入場時にIRカードを作成。現金をチャージしてプレイする。プレイ額に応じてポイントが付与され、IR外の商店街や観光地で活用できる仕組みをつくる。IRを設置するのは民間事業者だが、参入に興味を示す事業者はいずれも仕組みの導入に賛同しているという。