和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月18日(金)

熊野古道360キロたどる 白浜の女性が挑戦中

京都を出発して12日目で滝尻王子に到着し、笑顔で鳥居をくぐる坂本このみさん(左)と山田良憲さん=12日、和歌山県田辺市中辺路町栗栖川で
京都を出発して12日目で滝尻王子に到着し、笑顔で鳥居をくぐる坂本このみさん(左)と山田良憲さん=12日、和歌山県田辺市中辺路町栗栖川で
 和歌山県田辺市出身で、白浜町在住の坂本このみさん(33)は「平成最後の熊野詣で」と題し、京都市から熊野本宮大社(田辺市本宮町)までの熊野古道約360キロをたどる旅を進めている。今月1日に出発し、12日には「熊野三山の霊域への入り口」といわれる滝尻王子(同市中辺路町栗栖川)に到着。今後、熊野三山を巡り、20日に熊野本宮大社の旧社地・大斎原(おおゆのはら)にゴールする予定だ。

 4月1日に京都市伏見区の城南宮を出発。近くを流れる鴨川をカヤックで下り、大阪府枚方市からは三十石舟に乗り継いで淀川を下った。八軒家浜(大阪市)からは徒歩となり、熊野九十九王子の1番目である「窪津王子」を経て、熊野へ向かって紀伊路などを南下してきた。

 坂本さんは12日午後2時半ごろ、この企画を知り、高校の教員を辞めて同行している山田良憲さん(37)=京都府向日市=と共に滝尻王子に到着。居合わせた古道歩き客らから祝福を受けた。

 今後は熊野本宮大社に向かって中辺路を歩き、15日に営まれる本宮大社の本殿祭・渡御祭を見学。その後、熊野川をカヤックや川舟で下り、熊野速玉大社(新宮市)や神倉神社(同)、熊野那智大社(那智勝浦町)などを巡り、熊野古道中辺路の最大の難所といわれる「大雲取越」「小雲取越」を経て、大斎原に人力車でゴールする予定。