和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年07月24日(水)

子どもの成長願い湯登神事 熊野本宮大社で例大祭始まる

湯の峰温泉へ向かうため、肩車をされて熊野本宮大社を出発する稚児たち(13日、和歌山県田辺市本宮町で)
湯の峰温泉へ向かうため、肩車をされて熊野本宮大社を出発する稚児たち(13日、和歌山県田辺市本宮町で)
 和歌山県田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で13日、県の無形民俗文化財に指定されている「湯登(ゆのぼり)神事」が営まれ、平成最後の例大祭が始まった。神の依代(よりしろ)である稚児を父親らが肩車をして歩くなどし、健やかな成長を願った。

 湯登神事は熊野本宮大社を出発した神職や楽人、稚児らが湯の峰温泉の頭屋で身を清め、湯峯王子社で祭典をした後、険しい場所もある熊野古道「大日越」を通って帰社する神事。今年は1~3歳の男児と父親や祖父の計7組が参加し、本殿で拝礼をした後、午前9時15分ごろから列になって熊野本宮大社を出発した。

 御坊市在住の団体職員、楠本勇次さん(30)は長男・健人君(3)と参加。「健やかな成長を願って参加した。自主的に練習もしてきたので、しっかり頑張りたい」と意気込んでいた。

 例大祭は15日までで、最終日には本殿祭(午前9時~)や渡御祭(午後1時~)などがある。