Notice: Undefined index: thumb_path_large in /var/www/html/dev/webapp/model/front/widget/HtmlHeadWidgetModelClass.php on line 114 「読み応えある投書欄」:紀伊民報AGARA

和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年04月25日(木)

「読み応えある投書欄」

 先週の本紙・声欄には、常にも増して読み応えのある投稿が多かった▼白浜町の山内恒男さん(76)は白浜町の、漁協に対する不明朗な補助金問題を取り上げ「補助金を一度リセットすべきではなかったか」「住民から支持される水産行政であってほしい」と注文を付けた▼同じ白浜町の植野康子さん(84)は60年以上も前の高校卒業式の日、下宿先のおばあさんから赤飯と白魚のすまし汁で祝ってもらったことを昨日のことのように振り返って「この文を書くことで天国にいるおばあさんに、いまも忘れていないことが通じてくれればうれしい」と書いた▼すさみ町の木村甫さん(86)は令和の時代を前に、戦時下の暮らしを振り返った。小学3年生のころから夏は馬草用の干し草作り、冬休みには15キロの炭俵を背負って街道まで運んだこと、旧制田辺中学受験のために20キロの道を歩いたことなどをつづる▼田辺市の小板橋淳さん(80)は60年間愛用し、冬山では命を守ってくれた思い出のピッケルを失ったつらさを「背骨が抜けたような気持ち」と表現。同市の中村恒夫さん(70)はテレビドラマ「まんぷく」を例に変容する家族の形について述べた▼社会に対する正義感、大切な人や物につながる思い出。それらが人々を励まし、支えていることがよく分かる。「感謝の気持ちは手紙に」と書いた白浜町の森内三智さん(49)の主張とともに大事にしていきたい考え方だ。(石)