和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年11月13日(水)

アオリイカの産卵間近に 串本沖4カ所に床設置

産卵床を海底に固定するダイバー(和歌山県串本町で)=写真は串本ダイビング事業組合提供
産卵床を海底に固定するダイバー(和歌山県串本町で)=写真は串本ダイビング事業組合提供
 和歌山県串本町内のダイビング業者22社でつくる「串本ダイビング事業組合」(小松誠司会長)は12日、町内のダイビングポイント4カ所(水深約13~16メートル)にアオリイカの産卵床を設置した。1、2週間で産卵シーンが見られる可能性があるという。

 串本でのダイビングを盛り上げるとともに産卵場所を確保しアオリイカを増やそうと、釣り振興会の協力で毎年取り組んでいる。

 この日は、ダイバー16人が同町串本の袋港からボート3隻に乗り込み、潮岬沖約200メートルにあるダイビングポイント住崎、備前、グラスワールドと、同町有田の串本海中公園沖約100メートルにあるイスズミ礁の海底に産卵床を3束ずつ設置した。

 産卵床は、山から切り出した高さ約3メートルの雑木を束ねたもので、ダイバーが海底の岩にローブでくくり付けたり、土のうとロープで固定したりした。

 同町の海にはアオリイカの産卵シーンをひと目見ようと毎年多くのダイバーが訪れれ、写真に収めたりしている。体長1メートルほどのイカが間近で見られる。産卵は5月上旬から6月中旬まで続く。