和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年07月24日(水)

勇壮に潮掛け神事 白浜の熊野神社で例祭

みこしを担いで海に入る青年団員ら。神社近くの五色ケ浜で潮掛け神事を営んだ(和歌山県白浜町才野で)
みこしを担いで海に入る青年団員ら。神社近くの五色ケ浜で潮掛け神事を営んだ(和歌山県白浜町才野で)
 地元で「お熊野さん」と呼ばれ親しまれている和歌山県白浜町才野、熊野神社で13、14の両日、例祭の「才野権現平桜宮祭」が営まれ、多くの参拝者でにぎわった。

 13日は潮掛け神事があり、白装束の青年団員約20人が威勢よく「わっしょい、わっしょい」と声を上げ、みこしを担いで近くの五色ケ浜まで山道を下り、そのままなだれ込むように海に入った。

 この後、青年団員がみこしをかついで地区内を練り歩いた。地元の児童による鼓笛隊、児童と保護者による子どもみこしも後に続き、地区内は祭りムードに包まれた。

 神社関係者によると大正時代に地元の有志がみこしを寄贈したのがきっかけで、こうしたみこしの「お渡り」が始まった。

 青年団長の小田将之さん(34)は「少子高齢化で団員確保が難しくなっているが、児童をはじめ多くの協力があり、地域の団結が強まっているのを感じる」と話し、今後も伝統ある行事を守っていきたいと意欲を示した。