トイレトラック導入 被災地に派遣も、和歌山県みなべ町
和歌山県みなべ町は、災害時のトイレ確保のため、防災用「トイレトラック」を導入した。購入先の一般社団法人「助けあいジャパン」(静岡県御殿場市)は国内の26自治体と「災害派遣トイレネットワーク」を構築しており、みなべ町もネットワークに参入する。全国の被災地から要請があれば派遣し、南海トラフ大地震などの災害が起こった時には全国から支援を受ける。
導入したトイレトラックは、トイレ不足が顕著な避難所などに自走して移動できる。3トントラックタイプで、トイレ部分の長さは約5メートル、幅約2・1メートル、高さ約1・8メートル。簡易水洗で洋式の個室トイレ4室のほか、オストメイト対応で電動車いすのリフトやおむつ交換台を備えた多機能トイレが1室ある。室内や入り口を照らす電気確保などのためのソーラーパネルなども備えている。
水洗用の清水タンクは760リットル、汚物タンクは1060リットルの容量があり、約千回使える。汚物が満タンになった場合は地元の業者がくみ取り、清水タンクへは災害派遣トイレネットワークを活用して給水することがある。
助けあいジャパンの災害派遣トイレネットワークは、能登半島地震や能登豪雨災害にもトイレトラックを派遣。現在も6台が現地で支援している。
トイレトラックの購入費は約2650万円。車体の片側には南高梅や町の公式キャラクター「プララ」と「ウーちゃん」を、もう片側には、鹿島から望む町並みをデザインした。
普段は同町南道にある町防災備蓄倉庫で保管し、災害時のほか、町のイベントでも積極的に使っていく。9日に同町東本庄の町保健福祉センター駐車場などで開かれる、町の一大イベント「UME―1フェスタin梅の里みなべ」にも出動する予定。
町総務課消防防災室は「トイレトラックの使い方を知ってもらうとともに、災害時のトイレ対策の啓発にしたい。自宅でも凝固剤など簡易トイレセットの備蓄を進めてほしい」と呼びかけている。
導入したトイレトラックは、トイレ不足が顕著な避難所などに自走して移動できる。3トントラックタイプで、トイレ部分の長さは約5メートル、幅約2・1メートル、高さ約1・8メートル。簡易水洗で洋式の個室トイレ4室のほか、オストメイト対応で電動車いすのリフトやおむつ交換台を備えた多機能トイレが1室ある。室内や入り口を照らす電気確保などのためのソーラーパネルなども備えている。
水洗用の清水タンクは760リットル、汚物タンクは1060リットルの容量があり、約千回使える。汚物が満タンになった場合は地元の業者がくみ取り、清水タンクへは災害派遣トイレネットワークを活用して給水することがある。
助けあいジャパンの災害派遣トイレネットワークは、能登半島地震や能登豪雨災害にもトイレトラックを派遣。現在も6台が現地で支援している。
トイレトラックの購入費は約2650万円。車体の片側には南高梅や町の公式キャラクター「プララ」と「ウーちゃん」を、もう片側には、鹿島から望む町並みをデザインした。
普段は同町南道にある町防災備蓄倉庫で保管し、災害時のほか、町のイベントでも積極的に使っていく。9日に同町東本庄の町保健福祉センター駐車場などで開かれる、町の一大イベント「UME―1フェスタin梅の里みなべ」にも出動する予定。
町総務課消防防災室は「トイレトラックの使い方を知ってもらうとともに、災害時のトイレ対策の啓発にしたい。自宅でも凝固剤など簡易トイレセットの備蓄を進めてほしい」と呼びかけている。