山本玄峰の生涯描く原画展
和歌山県田辺市東陽の市民交流センター「たなべる」で、上富田町朝来の早稲田早苗さん(76)が作った、同市本宮町出身の高僧・山本玄峰の生涯を描いた紙芝居の原画作品展が開かれている。16日まで。
早稲田さんは、玄峰が紀州の偉人でありながら、広く知られていないと感じたことから興味を持ち、本を読んだり、玄峰ゆかりの場所を訪ねたりして理解を深めた。紙芝居は、話を分かりやすく整理するため自分用に描き始めたのがきっかけで、展示には135枚の絵が並んでいる。まだ下描き状態も何枚かあり、今後も描き増やしていくという。
たなべるでの展示は初めて。「紀州生まれの禅の高僧 山本玄峰96年の生涯~渡る世間にこころあり~」というタイトルで、A3サイズほどの絵に物語の文章を添えている。絵の背景や当時の服装は、少ない資料を基に想像で描き、着物の模様には和紙を使うといった工夫もしている。
玄峰が残したとされる「ことば」の意味や要約をまとめたものも自由に見ることができ、期間中に訪れた人が感想を書き込めるノートを置いている。
早稲田さんは「話が飛び飛びな所もあるが、当時の時代背景を知ることができる。若い人にも『こんな人がいたんだ』というのを知ってもらいたい。そして、一人でも多く、玄峰さんの名前を覚えるきっかけになればいいなと思う」と話している。
早稲田さんは、玄峰が紀州の偉人でありながら、広く知られていないと感じたことから興味を持ち、本を読んだり、玄峰ゆかりの場所を訪ねたりして理解を深めた。紙芝居は、話を分かりやすく整理するため自分用に描き始めたのがきっかけで、展示には135枚の絵が並んでいる。まだ下描き状態も何枚かあり、今後も描き増やしていくという。
たなべるでの展示は初めて。「紀州生まれの禅の高僧 山本玄峰96年の生涯~渡る世間にこころあり~」というタイトルで、A3サイズほどの絵に物語の文章を添えている。絵の背景や当時の服装は、少ない資料を基に想像で描き、着物の模様には和紙を使うといった工夫もしている。
玄峰が残したとされる「ことば」の意味や要約をまとめたものも自由に見ることができ、期間中に訪れた人が感想を書き込めるノートを置いている。
早稲田さんは「話が飛び飛びな所もあるが、当時の時代背景を知ることができる。若い人にも『こんな人がいたんだ』というのを知ってもらいたい。そして、一人でも多く、玄峰さんの名前を覚えるきっかけになればいいなと思う」と話している。