24年は前年から半減 60年連続全国1位、和歌山県内の梅収穫量
2024年の和歌山県内の梅の収穫量は2万9700トンで、23年と比べて51%減少した。それでも60年連続1位で全国の収穫量の半数以上を占めている。農林水産省近畿農政局の統計で分かった。
収穫量は近年では、20年が4万1300トンと少なく、その後、21年6万7500トン、22年6万4400トン、23年6万1千トンだったが、24年は大幅に減少した。過去35年間では最も少なく、10アール当たりの収量は620キロで、今と同じ調査体系になった1973年以降では最少という。
24年の減少について、開花前の気温が高かったことから開花が早まり、受精不良となって着果数が減少したことが主な原因とみている。
農家が果実を収穫するために結実させた「結果樹面積」は4790ヘクタールで、23年と比べて1%の減少だった。生産者の高齢化の影響で、2014年の5140ヘクタール以降、減少が続いている。
24年の全国の梅の収穫量は5万1600トン。23年に比べて4万3900トン(46%)の減少だった。
和歌山が全国の収穫量に占める割合は23年の64%から減って58%になった。他は群馬が4150トン、山梨1210トン、神奈川1070トン、宮城1070トンとなっている。
県は、24年の記録的な不作を踏まえ、梅の「産地安定化特別対策事業」を打ち出している。梅干し加工事業者が堆肥散布機やリモコン式草刈り機など梅栽培の省力化につながる機器を導入したり、農業者や加工事業者が梅漬け込み用タンクを購入したりするのを補助する。
収穫量は近年では、20年が4万1300トンと少なく、その後、21年6万7500トン、22年6万4400トン、23年6万1千トンだったが、24年は大幅に減少した。過去35年間では最も少なく、10アール当たりの収量は620キロで、今と同じ調査体系になった1973年以降では最少という。
24年の減少について、開花前の気温が高かったことから開花が早まり、受精不良となって着果数が減少したことが主な原因とみている。
農家が果実を収穫するために結実させた「結果樹面積」は4790ヘクタールで、23年と比べて1%の減少だった。生産者の高齢化の影響で、2014年の5140ヘクタール以降、減少が続いている。
24年の全国の梅の収穫量は5万1600トン。23年に比べて4万3900トン(46%)の減少だった。
和歌山が全国の収穫量に占める割合は23年の64%から減って58%になった。他は群馬が4150トン、山梨1210トン、神奈川1070トン、宮城1070トンとなっている。
県は、24年の記録的な不作を踏まえ、梅の「産地安定化特別対策事業」を打ち出している。梅干し加工事業者が堆肥散布機やリモコン式草刈り機など梅栽培の省力化につながる機器を導入したり、農業者や加工事業者が梅漬け込み用タンクを購入したりするのを補助する。