和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年03月29日(土)

ペアのエビが主役 バレンタイン特別水槽、和歌山県すさみの水族館

バレンタインにちなんだカラフルな特別水槽(7日、和歌山県すさみ町江住で)
バレンタインにちなんだカラフルな特別水槽(7日、和歌山県すさみ町江住で)
常にペアで行動するフリソデエビ
常にペアで行動するフリソデエビ
 和歌山県すさみ町江住にある町立エビとカニの水族館にバレンタインにちなんだ特別水槽が登場した。カラフルなエビと魚が元気に動き回っている。16日まで。

 特別水槽は、海の中でいつもペアで暮らしている小型のエビ「フリソデエビ」(体長約2センチ)が主役。ハート形の置物の近くで仲むつまじく寄り添いながら大好物のヒトデを食べる姿などが見られる。

 このエビは、インド洋から太平洋の暖かい海に生息。なわばりに敵が侵入すると激しく追い払うこともある。大きなハサミ脚が振り袖のように見えることが名前の由来になっている。

 このほか水槽では、ヒレナガハギやルリスズメダイなど体長3~~15センチの魚13種約100匹がサンゴの周囲をにぎやかに泳ぎ回っている。

 平井厚志館長(41)は「皆さんに海の中のバレンタインを楽しんでもらいたい」と話している。

 また、この水槽を撮影してSNSに投稿した人には、受付でオリジナルペア缶バッジをプレゼントする。

 問い合わせは、水族館(0739・58・8007)へ。年中無休。開館時間は午前9時~午後5時(最終入館は午後4時20分)。