和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年11月13日(水)

みこらが新芽摘む 熊野本宮大社で新茶祭

茶の新芽を摘み取るみこら(16日、和歌山県田辺市本宮町で)
茶の新芽を摘み取るみこら(16日、和歌山県田辺市本宮町で)
 和歌山県田辺市本宮町特産の「音無(おとなし)茶」の茶摘みシーズンを前に、地元の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で16日、音無茶の品質向上や産業の発展を願う「新茶祭」が営まれた。みこらが柔らかい新芽を摘み取り、神前に供えた。

 音無茶は平安時代、京都から殿上人が持ってきた茶の実を植えたのが始まりとされる。

 この日は大社の茶畑(広さ約10アール)で、赤いたすき姿のみこや大社敬神婦人会役員ら6人が新芽を摘み取った後、本殿前に移動し、関係者で神事をした。

 JAみくまのによると、町内では伏拝や川湯などの約40戸が計約4ヘクタールの畑で茶を栽培。一番茶の収穫は5月初旬から始まる見込みという。

 同JAの内野智文・熊野川営農センター長(51)は「霜の影響もなく、おいしいお茶ができそう」と話していた。