和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年04月26日(金)

串本にジオパークの拠点 7月下旬開館へ

建設が着々と進む南紀熊野ジオパークセンター(和歌山県串本町潮岬で)
建設が着々と進む南紀熊野ジオパークセンター(和歌山県串本町潮岬で)
 和歌山県串本町潮岬、潮岬観光タワーの西側で「南紀熊野ジオパークセンター」の建設が進んでいる。外観はほぼ整い、7月下旬にオープンする予定だ。

 ジオパークの総合案内所の役目を担う施設で、工事は昨年4月に県が着工した。木造2階建て、延べ床面積978平方メートル。展示・学習をはじめ、情報発信や調査研究機能を設ける。館内ではタッチパネルやアニメ映像、模型などでジオサイトの成り立ちなどを分かりやすく解説する。建設費は約7億4千万円。

 県は本年度から「南紀熊野ジオパークセンター開設準備室」を設けていて、センター開館時には専門員ら6人を配置する。さらにガイド2人を常駐させ、年末年始以外は開館する予定。

 串本町などはセンターのオープンに合わせ、町内の観光地や宿泊施設を巡る周遊バスを運行させようと、準備を進めている。ジオパークを盛り上げようと、紀南の各自治体やガイドが各種団体と協力し、ツアーや体験イベントを企画しており、ジオパークにちなんだスイーツ、料理、弁当などを作るなど楽しみながら啓発活動を続けている。

 南紀熊野ジオパークは、プレートの沈み込みに伴って生み出された3種類の大地が創り出した独特の景観と多種多様な動植物、そこから生まれた熊野信仰やいかだ流しなど、数多くの自然や文化を体感できる場所。エリアは新宮市、白浜町、上富田町、すさみ町、那智勝浦町、太地町、古座川町、北山村、串本町、奈良県十津川村の10市町村。今年1月、「日本ジオパーク」に再認定された。