和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年04月10日(金)

田辺の「かわいい」発見 甲斐さん案内で乙女のまち歩き

甲斐みのりさん(左手前)の案内で田辺のまちなかを散策するツアー参加者=24日、和歌山県田辺市下屋敷町で
甲斐みのりさん(左手前)の案内で田辺のまちなかを散策するツアー参加者=24日、和歌山県田辺市下屋敷町で
 文筆家・甲斐みのりさん(東京都)と和歌山県田辺市街地の純喫茶と菓子店を巡る「乙女の田辺ロマンチック案内ツアー」が24日にあった。県外を含む18人が参加。レトロな看板や建物、菓子を見つけては「かわいい」と声を上げ、写真を撮影しながらまち歩きをした。

 甲斐さんは旅や菓子、建築などを題材に執筆活動をしている。年に4、5回は田辺市を訪れており、田辺の知られざる魅力を紹介した冊子なども手掛けた。女性ファンが多く、今回の参加者も大半が女性だった。

 ツアーは同市東陽の世界遺産、闘雞神社の参拝からスタート。近くの純喫茶でモーニングセットを味わってから、甲斐さんお薦めの菓子店を巡り、ショッピングを楽しんだ。途中、狭い路地を通ったり、古い建築物や看板なども見学したりして、市街地の隠れた魅力に触れた。

 甲斐さんのインスタグラムをフォローしているという和歌山市の自営業、星希美さん(29)は「田辺市は観光で訪れたことがあるけれど、まち歩きは初めて。都会でも減少している純喫茶に元気があって、魅力的だった。かわいいお菓子を買えた」と喜んだ。

 甲斐さんは「田辺では徒歩圏内に個性豊かな純喫茶がある。農家や漁師の方が朝の一仕事を終えて、モーニングを楽しんでおり、文化として息づいている。でも、店主の高齢化で閉店する店も出ている。行きたいと思ったら、いつかではなく、今行ってほしい」と話した。