和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年10月10日(木)

田辺産バナナもうすぐ初収穫 4月には産直店に出荷

ビニールハウスでバナナを栽培している谷口亨さん(和歌山県田辺市秋津川で)
ビニールハウスでバナナを栽培している谷口亨さん(和歌山県田辺市秋津川で)
 和歌山県田辺市秋津川の農業、谷口亨さん(62)は、紀南では珍しいバナナの栽培に挑戦している。順調にいけば、今春、初めての収穫がかなう見込み。「無事にできれば、地元の産直店に出荷したい」と心待ちにしている。

 谷口さんは2017年、「バナナを育てたら面白そう」とビニールハウスで栽培を始めた。「モンキーバナナ」と呼ばれる小ぶりの品種で、沖縄県の会社から苗を取り寄せた。

 秋津川は、冬には雪が積もることもある山あいの地域。植えた翌年の冬はハウスの暖房を入れ忘れた日があり、寒さにやられて全部枯れてしまった。

 めげずに栽培を続け、今回初めて実がついたという。いまは四つの株で計200本ほどがすくすくと育っている。

 谷口さんは「収穫は4月ごろだと思う。今から楽しみ」と話している。