和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月22日(火)

珍しいヒトデを展示 すさみ、エビとカニの水族館

希少なウチノミナンカイヒトデ(和歌山県すさみ町江住のエビとカニの水族館で)
希少なウチノミナンカイヒトデ(和歌山県すさみ町江住のエビとカニの水族館で)
 和歌山県すさみ町江住にあるエビとカニの水族館は、希少なヒトデ「ウチノミナンカイヒトデ」の展示を始めた。採取は国内でも数例しかないという。

 展示している個体は、ダイビングショップ「クラブノアすさみ」(すさみ町周参見)のインストラクターが7日、同町沖にあるダイビングポイント「天鳥」付近の水深40メートルの海底で見つけた。

 淡いオレンジ色の粒状の突起が全身を覆っている。どのヒトデにもある「上縁板」という部位が二枚貝を広げたように大きいのが特徴。腕の長さは5センチほどで、水族館によると、まだ若いとみられる。

 ウチノミナンカイヒトデは、1913年にフィリピンで見つかった種類。国内では発見例が非常に少なく、みなべ町や白浜町、串本町などでしか報告がないという。すさみ町では2000年12月に大型の個体が見つかったことがあり、当時、話題になった。

 水族館では「生態はほとんど分かっていない。飼育しながら食性や成長を調べていきたい」と話している。