和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年05月22日(水)

格闘家がジビエの道へ アスリート向けにもPR、古座川

「古座川ジビエ山の光工房」で働き始めた総合格闘家ジャイアン貴裕こと鈴木貴裕さん(和歌山県古座川町月野瀬で)
「古座川ジビエ山の光工房」で働き始めた総合格闘家ジャイアン貴裕こと鈴木貴裕さん(和歌山県古座川町月野瀬で)
 総合格闘家「ジャイアン貴裕」としても活動している鈴木貴裕さん(32)=和歌山県古座川町宇津木=がこの春から、古座川町の鳥獣食肉処理加工施設「古座川ジビエ山の光工房」(古座川町月野瀬)で働き始めた。先輩たちから狩猟や解体の技術を学び、今後はアスリート向けのジビエのPRにも力を入れていきたいという。

 鈴木さんは千葉県出身。自然豊かな場所で暮らしたいと白浜町出身の妻と2014年に生まれた長女と共に、17年に古座川町に移住した。県ふるさと定住センター(同町直見)で移住の支援員として2年間勤務し、この4月から町の臨時職員(鳥獣害対策実施隊員)として山の光工房で働くことになった。

 鳥獣肉の中でも特にシカ肉は高タンパク、低カロリーで、鉄分が豊富であるなど栄養価が高く、アスリートの体づくりに適した食材。鈴木さんは移住前から同町のジビエに関心があり、この工房が15年に設立されたことも移住を決めた理由の一つだったという。

 移住を機に町の鳥獣害担当職員と知り合い、工房で働く以前から町産鳥獣肉のブランド「古座川ジビエ」のPRに関わってきた。

 狩猟免許は昨秋取得。今年3月には猟銃の所持許可も取った。シカの解体も勉強中だ。