和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年06月23日(月)

アサギマダラで地域おこし 和大の学生が協力、和歌山県上富田町

吉田耕司さん(右から2人目)の話を聞き、アサギマダラが好むフジバカマの苗を植える和歌山大学の学生=和歌山県上富田町市ノ瀬で
吉田耕司さん(右から2人目)の話を聞き、アサギマダラが好むフジバカマの苗を植える和歌山大学の学生=和歌山県上富田町市ノ瀬で
 和歌山県上富田町市ノ瀬で、地元住民が長距離を旅するチョウ「アサギマダラ」が飛来するように花を植えたり、イベントを開催したりして地域活性化を図っている取り組みに、和歌山大学観光学科の学生も協力する。1~3年生の学生5人が24日に同町を訪れ、アサギマダラが好むフジバカマの苗を植えた。

 アサギマダラは羽に薄い水色のまだら模様があり、羽を広げた大きさは10センチほど。春に南から北へ移動し、秋に南下する。地元の住民有志らでつくる「一瀬里山会」とまちおこし団体「Daruma CLUB(ダルマクラブ)」が、興禅寺そばの園にこのチョウが好むフジバカマを植えて「アサギマダラの丘」として管理。チョウが訪れる時季に合わせて、10月には「アサギマダラ祭」を開いている。

 今回、ダルマクラブは若い人の力も借りたいという思いがあり、町を通じた「地域連携プログラム」の一環で、クラブと学生たちが協働することになった。期間は2年間。学生たちは現地を訪れたり、オンラインで打ち合わせをしたりして、来年の秋のイベントでの具体化を目標に取り組みを進めていくという。

 この日、学生たちはクラブ代表の吉田耕司さん(71)やメンバーの宮本勲さん(76)から、アサギマダラについての説明を聞いてフジバカマの苗を約70本植えた。近くの興禅寺も案内してもらい、メモを取りながら熱心に話を聞いていた。

 吉田さんは「若い人のアイデアを取り入れると取り組みも充実すると思う。SNSでの情報発信やデザイン力などに期待したい」と語った。

 リーダーの2年生、玉木颯良さん(19)は「これから5人で取り組み、町に新しくいろんな人が来てもらえるように頑張りたい」と抱負を語った。