和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年06月23日(月)

外国人宿泊客が過去最多の51万人 24年に和歌山県、コロナ禍前超え

外国人宿泊客数の推移
外国人宿泊客数の推移
主要市町村別
主要市町村別
 和歌山県は2024年に県内を訪れた外国人宿泊客数は延べ51万293人で、調査を開始した1984年以降、最多になったと発表した。21年はコロナ禍の影響で、19年の100分の1にまで落ち込んだが、その後は急回復を見せていた。県は、誘客活動の成果や入国条件緩和の影響としている。


 19年は過去最多の50万1844人を記録したが、コロナ禍で20年に4万5005人、21年に5524人と急減。22年は4万1482人にやや増加し、23年は38万2970人と大幅に回復した。24年は5年ぶりに50万人を超え、19年を上回った。

 国・地域別で最も多いのは中国の12万3026人で、全体の24・1%を占める。香港の4万9018人(9・6%)、台湾4万5355人(8・9%)が続いた。特に中国は前年の5万9494人の2倍に増加。イタリア(1万3237人)、スペイン(1万7774人)はいずれも前年の2・4倍に増えた。

 市町村別では白浜町が最も多い10万8531人で、前年比1・4倍。そのうちアジアからが9万1576人で84%を占める。高野山がある高野町が次に多く10万6673人。白浜町と対照的に、ほとんどの9万3965人が欧米豪からだった。那智勝浦町は8万693人、田辺市は6万8695人でいずれも前年の1・7倍となった。

■観光客総数3273万人

 外国人宿泊客を含め、24年に県内を訪れた観光客の総数は、前年より79万3千人多い3273万1千人。過去最多となったコロナ禍前の19年(3543万3千人)の9割超まで回復した。

 20年はコロナ禍の影響で2478万4千人に急減したが、その後は増加傾向となっている。24年の日帰りは前年より64万8千人増えて2766万7千人。宿泊は14万5千人増えて506万4千人だった。

 県によると、夏季(7、8月)は、猛暑や南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発表の影響で、4年ぶりの減少となったが、熊野三山や熊野古道などの「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録20周年を迎えたことが増加につながったという。

 主要観光地別では、旧串本町で191万4305人となり、前年に続いて19年を上回った。田辺市本宮町は161万7365人、旧白浜町は300万7178人、那智勝浦町は125万3885人、和歌山市は615万1510人、高野町は141万8247人で、いずれも19年の8~9割に回復。田辺市龍神村は38万5876人で19年の6割ほどだった。