和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年06月23日(月)

産地の発展願って 万博会場や本宮大社で「梅の日」の式典、和歌山

記念式典でたるに梅を漬ける紀州梅の会の関係者(6日、大阪市此花区の大阪・関西万博会場で)
記念式典でたるに梅を漬ける紀州梅の会の関係者(6日、大阪市此花区の大阪・関西万博会場で)
 「梅の日」の6日、梅の産地である和歌山県紀南地方の自治体やJAなど関係団体でつくる「紀州梅の会」(会長・真砂充敏田辺市長)は、県外や地元で記念式典を開いたり、神社に梅を奉納したりして本場の梅をPRするとともに、梅産地の発展を願った。

 大阪・関西万博のパビリオン「EARTH MART(アースマート)」では今月下旬から、紀州産の梅を漬けたたるの展示「万博漬け」が始まるのを前に、紀州梅の会や関係者が6日、パビリオンで記念式典を開き、梅をたるに塩漬けするパフォーマンスを披露した。

 アースマートは放送作家・脚本家の小山薫堂氏がプロデュース。食を通して「いのちの輝き」について考える展示をしている。

 万博漬けは会とアースマートの共同事業で、「未来に託す食のタイムカプセル」として、今年収穫した南高梅約1トンをパビリオン内でたるに漬けて展示。来場者には25年後にそれを実食できる引き換えチケットを配布する。

 万博閉会後、会が持ち帰って梅干しにして保管し、2050年に田辺市内で開封、引き換えイベントを開催する計画をしている。

 梅干しは自然の恵みと人の知恵による長期保存できる日本古来の技術で、その価値を見つめ直し、世界に広がるようにと願いが込められている。

 記念式典には、真砂市長や小山プロデューサー、塩漬けに使う天然塩を提供する熊本県天草市の馬場昭治市長らが出席。来場者が見守る中、たるに南高梅と塩を入れるパフォーマンスを披露した。

 和歌山県のキャラクター「きいちゃん」や熊本県のキャラクター「くまモン」も登場して盛り上げた。

 パビリオンでは23、24日に、展示するたるに梅を漬ける予定。