和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年06月23日(月)

ひょう害の梅どう売る 田辺で中学生考える、和歌山

ひょうで傷が付いた梅の加工や販売について考える中芳養中学校の1年生(9日、和歌山県田辺市中芳養で)
ひょうで傷が付いた梅の加工や販売について考える中芳養中学校の1年生(9日、和歌山県田辺市中芳養で)
 和歌山県田辺市の中芳養中学校1年生21人は9日、特産の梅についての学習の一環で、ひょう害で傷が付いた実について、どのように加工や販売をするとよいかを考え、アイデアを出し合った。

 同校は梅栽培が盛んな地域にある。校内にも梅の木があり、生徒が収穫から加工、販売までを体験している。昨年と一昨年の秋は1年生が梅ジャムとスイーツを作り、JR紀伊田辺駅前で販売、外国人客などにアピールした。今年も6日以降、校内の梅を収穫しており、今後、加工や販売をする計画にしている。

 4月に市内を含めた広範囲でひょうが降り、梅に傷が付く被害が出ており、校内で収穫した梅も傷が付いた実が多い。JAわかやま紀南地域本部加工部の岡﨑一誠研究開発室長(44)を講師に招き、そうした実の加工や販売について話し合った。

 岡﨑さんから梅の収穫量や流通経路、梅干しの消費量の減少などについて話を聞いた上で、梅干しを食べてもらう、買ってもらうにはどうしたらよいか、ひょうで傷が付いた実をどのように販売したらよいか、グループに分かれて考えた。

 梅干しについては「甘くする」「世界中の給食で梅干しを出す」などの意見があり、ひょう害の実については「消費者にも被害に遭ったことを知ってもらって買ってもらう」「梅ジュースや梅シロップ、梅酒などに加工して売る」「見た目をカバーできるような食品を作る」といったアイデアが出た。

 芝峰歩さん(12)は「いろんな意見があって勉強になった。家でも教えてあげたい」、小川奏空さん(12)は「梅はおいしいということを、全国や世界に届けられるようになればいいなと思う」と話した。

 JAの岡﨑さんは「子どもたちの意見に気付かされることもあった。今後の商品開発につなげられたら」と語った。