11億円の「肉付け」予算案 市長選の公約反映、和歌山県田辺市
和歌山県田辺市は12日、一般会計に11億8937万円を追加する2025年度6月補正予算案を発表した。当初予算は4月の市長選を控えた「骨格予算」だったため、今回の補正で真砂充敏市長の公約の一部を「肉付け」した。公立大学の設置検討など人口減少対策に力点を置いたほか、梅のひょう害への支援、市20周年の記念事業も盛り込んでいる。
■人口減少への具体策
真砂市長は市長選を通じて「人口減少に具体策を示したい」と訴えてきた。
その一つが、市が一般財団法人から提案を受けて検討している公立大学の設立構想。庁内での検証では「実現可能性は十分ある」と結論付けているが、専門的見地からさらなる調査や検証をする。
若者の地方就職も支援。東京圏内のキャンパス(都内に本部がある大学に限る)に通う大学生や大学院生で、田辺市内に移住して県内で働く人に対して、就職活動に必要な交通費や引っ越し費用を補助する。
子育て支援では、子ども医療費無償化の対象年齢を、現在の「15歳まで」から「18歳まで」に引き上げる。また、結婚に伴う経済的な負担を軽減するため、夫婦ともに39歳以下の新婚世帯に対して住居費などを補助する。
新たな仕事の創出を支援するため、これまで中心市街地における新規創業を支援する補助制度を設けていたが、今回新たに、中心市街地以外の市内で創業する人を対象にした制度も創設する。
■梅のひょう害 支援へ
4月に梅が深刻なひょう害を受けたことを受け、市独自の支援策を打ち出す。
一つは、梅の出荷に対する支援金。生梅1キロ当たり10円、梅干し10キロ当たり200円を支給し、収穫意欲の高揚や梅の流通促進を図る。
もう一つは、収入保険への加入を促進するための補助金。保険料の掛け金のうち掛け捨て分を補助し、農業経営の持続性向上を図る。3年間の期間限定。
いずれも、市内に住所があり、梅のひょう害を受けた農家が対象。
◇
補正後の一般会計予算額は496億8378万円。予算案は18日開会の6月市議会に提出する。
■次の千年へイベント続々 田辺市20周年
田辺市は12日、市20周年のコンセプトを「ともに歩こう。次の1000年へ。」とすることを発表した。6月補正予算案には、子ども向けイベントなどさまざまな記念事業を盛り込んでいる。
「アウト オブ キッザニアinたなべ」は、来年1月ごろに開催予定。職業体験施設「キッザニア」の出張版で、子どもたちが仕事や社会について楽しみながら学ぶ。
「20歳になったら親子で『梅酒で乾杯!』」事業は、小学4年生~高校生と、その保護者が対象。子どもが20歳になったときに乾杯できるよう、一緒に梅酒づくりを体験する。
このほか、子ども対象のスポーツイベント「SOMPOボールゲームフェスタ」、旧5市町村で地域の魅力を再発見する「市民ウオーク」、食べ歩きや飲み歩きを楽しむイベント「味光路バル」なども予定している。
市は2005年5月1日、5市町村が合併して誕生した。20周年の記念式典は、10月に開催する予定。
■人口減少への具体策
真砂市長は市長選を通じて「人口減少に具体策を示したい」と訴えてきた。
その一つが、市が一般財団法人から提案を受けて検討している公立大学の設立構想。庁内での検証では「実現可能性は十分ある」と結論付けているが、専門的見地からさらなる調査や検証をする。
若者の地方就職も支援。東京圏内のキャンパス(都内に本部がある大学に限る)に通う大学生や大学院生で、田辺市内に移住して県内で働く人に対して、就職活動に必要な交通費や引っ越し費用を補助する。
子育て支援では、子ども医療費無償化の対象年齢を、現在の「15歳まで」から「18歳まで」に引き上げる。また、結婚に伴う経済的な負担を軽減するため、夫婦ともに39歳以下の新婚世帯に対して住居費などを補助する。
新たな仕事の創出を支援するため、これまで中心市街地における新規創業を支援する補助制度を設けていたが、今回新たに、中心市街地以外の市内で創業する人を対象にした制度も創設する。
■梅のひょう害 支援へ
4月に梅が深刻なひょう害を受けたことを受け、市独自の支援策を打ち出す。
一つは、梅の出荷に対する支援金。生梅1キロ当たり10円、梅干し10キロ当たり200円を支給し、収穫意欲の高揚や梅の流通促進を図る。
もう一つは、収入保険への加入を促進するための補助金。保険料の掛け金のうち掛け捨て分を補助し、農業経営の持続性向上を図る。3年間の期間限定。
いずれも、市内に住所があり、梅のひょう害を受けた農家が対象。
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補正後の一般会計予算額は496億8378万円。予算案は18日開会の6月市議会に提出する。
■次の千年へイベント続々 田辺市20周年
田辺市は12日、市20周年のコンセプトを「ともに歩こう。次の1000年へ。」とすることを発表した。6月補正予算案には、子ども向けイベントなどさまざまな記念事業を盛り込んでいる。
「アウト オブ キッザニアinたなべ」は、来年1月ごろに開催予定。職業体験施設「キッザニア」の出張版で、子どもたちが仕事や社会について楽しみながら学ぶ。
「20歳になったら親子で『梅酒で乾杯!』」事業は、小学4年生~高校生と、その保護者が対象。子どもが20歳になったときに乾杯できるよう、一緒に梅酒づくりを体験する。
このほか、子ども対象のスポーツイベント「SOMPOボールゲームフェスタ」、旧5市町村で地域の魅力を再発見する「市民ウオーク」、食べ歩きや飲み歩きを楽しむイベント「味光路バル」なども予定している。
市は2005年5月1日、5市町村が合併して誕生した。20周年の記念式典は、10月に開催する予定。





