和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月21日(水)

甘いイチゴ「まりひめ」収穫最盛期

赤く色づいた県発祥のイチゴ「まりひめ」を収穫する農家(6日、和歌山県田辺市芳養町で)
赤く色づいた県発祥のイチゴ「まりひめ」を収穫する農家(6日、和歌山県田辺市芳養町で)
 和歌山県田辺・西牟婁でイチゴの収穫が最盛期を迎えている。主に県で生まれた品種「まりひめ」で、5月の大型連休明けまで続く。

 田辺市の稲成町や芳養町、中三栖、上富田町の29農家が、計約2・9ヘクタールのハウスで栽培している。そのうち7割近くがまりひめ。

 まりひめの収穫は今季、12月上旬から始まった。イチゴはシーズン中、何度も実をつけ、寒い時期がおいしいといわれているが、3月上旬から4月上旬までがたくさん収穫することができる。

 田辺市芳養町の中山和隆さん(41)もまりひめを栽培しており、これから収穫が本格化する。「おいしく育っている」と話す。

 JA紀南販売部によると、今季は受粉がうまくいかなかったことで1、2月の収穫は平年よりも少なめだった。最盛期のこれからに期待している。

 田辺・西牟婁のまりひめは主に県内で流通しているが、一部県外にも出荷されている。地元のスーパーや農産物直売所にも並ぶ。市場価格は2月中、1パック(約300グラム)当たり平均510円で、昨年同月より安値になっている。

■10人にプレゼント 県いちご生産組合連

 まりひめが2010年3月18日に品種登録されて10周年を迎えたのを記念し、県いちご生産組合連合会(三原康弘会長)は、紀伊民報の読者10人にまりひめを2パックずつプレゼントする。

 希望者は、はがきに郵便番号、住所、氏名、電話番号を記入の上、郵便番号640―8585(住所不要)和歌山県果樹園芸課「紀伊民報まりひめプレゼント」係へ郵送すればよい。

 応募締め切りは3月17日(当日の消印有効)。応募者多数の場合は抽選。発表は発送をもってかえる。

 まりひめは「さちのか」と「章姫(あきひめ)」の交配種で、郷土工芸品の紀州てまりのように親しんでもらおうと名付けられた。柔らかく、鮮やかな色で味が良いのが特徴。