和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年05月21日(火)

ホウロクシギ飛来 田辺の天神崎

磯を飛び交うホウロクシギ(和歌山県田辺市天神崎で)=坂井正人さん提供
磯を飛び交うホウロクシギ(和歌山県田辺市天神崎で)=坂井正人さん提供
 本格的な春を迎え、和歌山県の田辺湾やその周辺では、美しい夏羽になったシギやチドリの仲間が、繁殖地への長旅の途中に立ち寄り、腹を満たす姿が見られている。

 田辺市の天神崎などでは、くちばしが下に曲がったホウロクシギが複数羽確認された。主に岩場のカニなどを捕って食べる。小さなカニでも丹念に脚をもぎ取って胴体だけを食べる様子が観察できる。

 上富田町生馬の野鳥愛好者、坂井正人さん(70)によると、ホウロクシギは警戒心が強く、釣り人らがいると飛来しないという。

 このほか、みなべ町堺の森の鼻でも確認された。

 日本野鳥の会県支部の津村真由美副支部長(65)は「護岸や堤防の工事で、最も影響を受けるのはこの鳥たち。彼らが立ち寄れる環境をいつまでも残してほしい」と話している。