和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年07月19日(金)

運転免許返納で卒業証第1号、白浜署

白浜署の田中康裕巡査部長(右)から運転卒業証を受け取る小林敦子さん=18日、和歌山県白浜町で
白浜署の田中康裕巡査部長(右)から運転卒業証を受け取る小林敦子さん=18日、和歌山県白浜町で
 和歌山県警白浜署は18日、運転免許を自主返納した白浜町富田の小林敦子さん(76)に「運転卒業証」を贈った。卒業証は4月から始めた取り組みで、小林さんはその第1号。取り組みを考案した同署交通課の田中康裕巡査部長(37)は「人生の大きな決断。新しい生活を応援したい」と話した。

 卒業証の交付は、白浜署と串本署が4月から始めた。高齢者の交通事故を減らし、運転免許の自主返納を促そうと、署で返納手続きをした人を対象に卒業証を贈っている。県内では初めての取り組み。

 卒業証には署長名で「運転者としての責務を無事に果たし、今日、運転を卒業されたことを証明する」などと書かれている。卒業証のほか、反射たすきといった歩行時の事故防止に役立つグッズも贈る。

 小林さんは、足の病気をきっかけに運転免許の返納を考え始めたという。「長いこと悩んでいたが、もし事故を起こしたら相手の方にも、自分の家族にも迷惑が掛かる」と決断。「今まで事故を起こさずに運転できてよかった。これからはなるべく自転車で買い物に行くようにして、車は夫に運転をお願いしたい」と話した。